15リットルのミドリイシ水槽

骨のないサンゴ『ソフトコーラルの生態』

飼育基礎知識

前回は骨のあるサンゴハードコーラルについて書きましたが、今回は反対に骨のないサンゴ「ソフトコーラル」をピックアップしていきます!

【骨のあるサンゴ『ハードコーラルの生態』】

ソフトコーラルの特徴

ソフトコーラルとは、「骨がないサンゴ」ということを以前お話ししました。

そのソフトコーラルの中にも大きく分けて2種類が存在します。

好日性ソフトコーラル

褐虫藻を体内に共生させて、その褐虫藻が光合成をして得た栄養をもらう種類です。

この仕組みは前回のハードコーラルと同様です。

ただし、ハードコーラルのようなSPSやLPSという分類は特にありません。

基本的にはSPSのような大光量は必要なく、水流も緩やかなものを好み、それほどの清涼な水を必要としません。強めの水流やSPS並みの光と水質が必要な種類もわずかにありますが、水槽で飼育できるサンゴの中で一番簡単に飼育できる種類といえます。

海水魚水槽を始めたばかりの人が魚の次のステップアップとして飼育するのにぴったりです。

簡単とは言いましたが、成功のポイントはやはり水量を確保することになります!

ハードコーラル同様、温度変化(とくに高水温)は苦手で、小型水槽では難易度が若干上がります。ですが、丈夫な種類が多いので水槽用クーラーなどの高価な設備がなくても夏を越せる場合が多いです(ファンは必須)。

初めて飼育される方でも、魚を安定して飼育できている水槽であれば難しくないはずです。上手く飼育できれば簡単に増殖してくれるので、成長を目で見て楽しむことも容易な種類が多くいます。

種類

この種類には「スターポリプ」などの比較的安価なサンゴたちが分類されます。

・スターポリプ
・マメスナギンチャク
・ディスクコーラル
・ウミキノコ
・イエローポリプ

・ツツウミヅタ
・ウミアザミ(※飼育はSPSに準ずる)
・チヂミトサカ(※飼育はSPSに近いもの)

水質

飼育に用いるろ過方法は生物ろ過(通常のろ過方法)を採用することが一般的ですが、「ナチュラルシステム」のようなしっかりとした環境で飼育することにより、色味や状態を高いレベルで保つことも可能です。

プロテインスキマーの設置は必須ではなく、多少水の汚れ(硝酸塩)があった方が調子のいい場合もありますが、魚などの水を汚す生き物の入れすぎに注意します。

水温

水温は24~27℃をキープするようにします。

冬はヒーターで保温して、夏は高水温を回避するために水槽用ファンを使用します!閉め切った室内では水温が下がらない場合もあるので、室内のエアコンを併用したり、必要であれば水槽用クーラーの使用も検討します。

28℃以上になると危険ラインなので、夏場はとくに温度管理を徹底しましょう。

照明

SPSほど活発に光合成を行う種類は少ないので、水槽用蛍光灯の使用が一般的です。ある程度の光量が取れるLEDも発売されているので、そちらを使用しても飼育が可能です。

飼育する種類にもよりますが、60cm水槽でマメスナギンチャクやディスクコーラルを飼育するなら20wの蛍光灯が2灯あれば大丈夫、といったところです。

飼育だけではなく、増殖を狙う場合は、光量を増やしたり色温度を見直したりする場合もあります。

陰日性ソフトコーラル

好日性ソフトコーラル同様、骨を持たないサンゴです。

前者と異なる点は、深場に住んでいる為、光合成ではなく捕食によって栄養を得ている、というところです。ここは陰日性のハードコーラルと同じですね!

水温や水質は陰日性LPSと同レベルのものが求められ、サンゴの中で一番難易度が高くなる場合もあります。

初心者向けではなく、給餌などの細かなケアが必要となります。

種類

この種類には「ヤギ」などの深場を代表するサンゴが分類されます。

・トゲトサカ
ベニウミトサカ
ヤギの仲間

水質

プロテインスキマーは必須でSPS並みの清涼な水が理想的です。

陰日性LPSと同じように、光合成をしない代わりに捕食をするため、人の手で給餌をす行います。それに伴って水が汚れやすくなり、飼育難易度は高くなります。

水温

深場に住んでいるので、高水温に耐えることができないのでクーラーの設置が必須です

25℃を超えないように22~23℃に設定するのが理想です。

照明

観賞用の蛍光灯で十分で、強い光を好まない場合もあり、調子を見ながら点灯時間や光量を調整します。

まとめ

今回は骨のないサンゴ「ソフトコーラル」についてお話ししました。

飼育が比較的簡単で、初心者の方でも導入が容易な種類も多いですが、なるべく良い環境で育てた方がよりきれいな姿を見せてくれます。

海水魚の次のステップとして、ソフトコーラルを飼ってみませんか?

※商品及び生体画像引用元 【アクアリウム専門店チャーム】

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